尿道炎

尿道炎検査・尿道炎治療

尿道炎とは

尿道炎とは尿道粘膜に細菌や微生物が感染することにより、排尿時痛や、尿道の違和感・かゆみ、尿道分泌物の排出などの症状を呈する疾患群です。

尿道炎の原因菌

尿道炎の原因菌は大きく分けると3つあります。ひとつはクラミジア、もうひとつは淋菌、そしてクラミジアでも淋菌でもない(非クラミジア非淋菌)菌・微生物です。非クラミジア性非淋菌性尿道炎の起炎菌は複数あり、また不明の場合もあるのですが、近年の研究では起炎菌の20~30%はマイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)であると考えられています。

尿道炎の検査

尿道炎は尿検査により起炎菌を同定します。しかし非クラミジア性淋菌性尿道炎の場合、起炎菌を培養・同定することが難しく、すべての菌を検出することはできません。ただし、非クラミジア性非淋菌性尿道炎の起炎菌の多くを占めるマイコプラズマ、ウレアプラズマはPCR法による検査が確立されており、検出・同定が可能です。

尿道炎の治療

尿道炎は起炎菌により適した抗生物質を投与することにより治療します。投与方法は内服、注射、点滴などがあります。適した治療を行えば完全に治癒しますが、非クラミジア性非淋菌性尿道炎の中には治療に難渋するケースもあり、この場合は系統の違う抗生物質をさらに投与するなどして治療を行います。

当クリニックの性感染症検査
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